予想通り、EAは自社のゲームポートフォリオのプラットフォームとして、Nintendo Switch 2を検討しています。最近の決算説明会において、CEOのアンドリュー・ウィルソンは、任天堂の次世代コンソールに関する直接の質問に対し、同社がこの新ハードウェア向けに多数のタイトルを展開する意向を示しました。
ウィルソンは特に、EAの収益源であるスポーツシリーズ、『マッデン』と『FC』が、Nintendo Switch 2で大きな成功を収める可能性があると指摘しました。また、『The Sims（ザ・シムズ）』も新ハードで好調なパフォーマンスを発揮しうるタイトルとして言及しました。
「市場に参入する新コンソールがいかなるものであれ、それが我々の到達範囲を広げるものであれば、新たなプレイヤーとつながり、獲得する機会が生まれます」とウィルソンは述べました。「歴史的に、我々のフランチャイズは任天堂のプラットフォームで強いパフォーマンスを発揮してきました。『FC』や『マッデン』などのタイトルが、過去のサイクルと同様に、強くユーザーの心に響く可能性があると予想しています」
「『The Sims』や大いに期待を上回る成果を上げた『My Sims Cozy Bundle』のようなゲームについて考えてみると、そのプレイヤーの半数はEAに全く馴染みのない新規ユーザーでした。これは我々にとって大きな成長の機会です」
「ですから、現時点での計画には何も織り込んでいませんが、未開拓のプレイヤー層やコミュニティへのアクセスを提供する主要な新コンソールの発売は、我々のIP戦略とその潜在的利益に合致すると考えています」
『マッデン』や『FC』のような主要フランチャイズがNintendo Switch 2でデビューするのは自然な流れに見えますが、ファンはこれらのゲームのどのバージョンが提供されるか気になるかもしれません。過去において、EAはNintendo Switch向けに「レガシー」エディションと呼ばれるFIFAのバージョンを発売してきましたが、より最近の取り組みでは、ブランド名が変更されたFCシリーズとの機能統一を目指しています。Switch 2のパフォーマンス向上を見据えると、将来的な続編、例えば『FC 26』などは、PlayStation、Xbox、PC版により近い内容になる可能性があります。
任天堂が公式にSwitch 2を確認したことで、潜在的なゲームラインナップも徐々に形を成しつつあります。多数のサードパーティタイトルがこのプラットフォーム向けに計画されていると噂されており、IGNとのインタビューでは、『Civilization 7（シヴィライゼーション 7）』の開発者は、Switch 2で噂されるJoy-Conのマウス機能を「非常に興味深い」と表現しました。『Greedfall 2』、『Test Drive Unlimited（テストドライブ アンリミテッド）』、『RoboCop: Rogue City（ロボコップ ローグシティ）』などのタイトルで知られるフランスのパブリッシャー、Naconは、Switch 2向けゲームを開発中であることを確認しています。また、待望の『Hollow Knight: Silksong（ホロウナイト シルクソング）』もSwitch 2をターゲットとしていると噂されています。
ファーストパーティに関しては、任天堂が新しい『マリオカート』の開発中であることを確認しています。4月に予定されているNintendo Directでさらなる情報が発表される見込みです。
